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「周産期看護マニュアル　よくわかるリスクサインと病態生理」より

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「周産期看護マニュアル　よくわかるリスクサインと病態生理」
（中井章人著，東京医学社）より　　（全体の目次はこちら）

Ｉ.異常・疾病からみたリスクサイン

◇　5.産褥のリスクサインと対応

リスク１：経過観察可能な状態
リスク２：専門医の受診が必要になる状態
リスク３：生命の危険があり直ちに専門医へ搬送しなければならない状態

	リスク１	リスク２	リスク３
子宮復古不全	血性悪露の持続	子宮収縮不良性器出血増加	なし
産褥熱	帝王切開、鉗子分娩悪露の減少	発熱	骨盤腹膜炎敗血症性ショック
産褥期血栓塞栓症	帝王切開、肥満妊娠中の長期臥床	下肢放散痛、性器出血うっ血性浮腫、炎症性腫脹	呼吸困難、胸痛ショック
乳腺炎	乳房全体の腫脹	乳房の部分的硬結発赤、疼痛、発熱	なし
乳汁分泌不全	扁平乳頭、陥没乳頭衰弱、分娩時大出血	児体重の増加不良	なし
産褥精神障害	気分の低下、不眠涙もろさ	妄想、幻聴、幻覚幻視、興奮、錯乱	自殺念慮殺児念慮

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